■ 概要  ファイルを解凍する際に起きる問題について。 ■ 問題のあるバージョン  7-zip.32.dll ver2.30.32.01 以前。  オフィシャルの7-Zip ver3.08.04 bata 以前。 ■ 詳細  書庫内のファイルが絶対パス及び"..\(../)"が含まれている事でユーザが  解凍を行う際に予期しない位置にファイルが作成されてしまいます。  この問題により重要なファイルを上書きされたり、場合によっては任意の  実行ファイルを特定の状況で実行させる事が出来てしまいます。  参考) http://www.st.ryukoku.ac.jp/~kjm/security/memo/2002/09.html#20020930_gtar ■ 対処方法  7-zip32.dllを ver3.08.04.01 以降にバージョンアップする。  オフィシャルは7-Zip ver3.09.01.01 bata 以降にバージョンアップする。 ■ 対応状況 ・2002/09/30頃  この問題を7-Zip及び7-zip32.dllに存在する事を確認。  7-Zipの方で対応が行われると思いとりあえず様子を見るつもりが  そのまま失念。(申し訳ありません) ・2003/7/21  統合アーカイバ「開発系」メーリングリストでこの問題への  対応状況を確認する投稿あり。 ・2003/7/26  再度7-Zip及び7-zip32.dllに存在する事を確認。  7-Zipの製作者であるIgor Pavlov氏に連絡。 ・2003/7/30  Igor Pavlov氏より返信。  > Yes, I'll try to fix it in future.  と言う事でとりあえず次バージョンまで様子を見ることに。 ・2003/8/25  7-zip32.dll ver3.08.04.01 をリリース。  修正履歴に記載はしていないがこの問題を修正。 ・2003/8/26  7-Zipバージョンアップするも修正されていないので  修正を行ったソースを加え再度連絡。  9/1にこの問題を公開するとも通達。 ・2003/8/27  Igor Pavlov氏より返信。  > Ok. I've fixed it. ・2003/9/10  7-Zip ver3.09.01.01 bata リリース。  7-Zipにおいても修正がなされる。 ■ その他 2003/9/1 この問題についての文書を公開。 2003/9/11 7-Zipリリースにより文書を一部修正。